Fractal Design Define 7 White TG Clear Tint Review vol.2

自作・パーツ

Fractal Design Define 7 White TG Clear Tint Review vol.1の続き。組む前の写真にコメントするだけで相当な量になってしまったので、レビューは改めて今回の記事にまとめることにしました。

vol.1の記事をお読みになってから読んでいただくといいかも。

Fractal Design Define 7 White TG Clear Tint Review vol.1
Windyのケースを使い続けるつもりでいましたが、一度違うケースで組んでみるのもいいかなと思いまして前から目をつけていたFractal Design Define 7を購入してみました。購入の決め手は白いこととDefine 6で感じたチープ...

Fractal Design Define 7 White TG Clear Tint Review

昔に比べると白のケースや周辺機器はゲーミングのおかげで少しずつ増えてきています。そんな中で購入してみたケースでしたが、日本のプロダクトってあれだけたたかれていたWindyでさえよく作られていたのだなと思わされるポイントがたくさんありました。

いいところも多々ありますが、悪いところも多々あるケースです。

デザイン

シンプルなつくりなのでインテリアの邪魔をしないケース。特に白は壁になじむので自作はしたいけど、存在感が…という方にはもってこいなデザインに仕上がっています。

無駄にこてこてしない感じが北欧ですね。Fractal Designのデザインはちゃんと引き算されているのでどのプロダクトもその辺は評価できます。内部のファンもシンプルですしね。

拡張性

どの方向性にでも振りやすい設計になっています。ただ、どれもこれもやれるようにしているせいで、ケース内部のパーツの組み換えがわりと大変です。初心者で方向性が決まっていない人にはいいかもしれないですけど、あらかじめ水冷でがっちり行きます!って人は別のケースを選ぶほうがいいかもしれない。

一言で表すと「無難なケース」。

メンテナンス性

空冷、HDD搭載型に振って組み込みました。CPUクーラーの取り外しがしやすいようにバックパネルも穴が開いているので簡単にアクセス可能です。ただ、HDDトレーはかなり取り外ししにくい。追加するとなるとまたしてもあのトレーをはめ込むのに苦労するのか…と思うとゲンナリ。

HDDをトレーに取り付けて、奥の板にひっかけて手前のねじで固定する独特のスタイルなんですが、精度が低くてなかなかネジ固定が綺麗に決まらないんですよ。

そして、金属が柔らかすぎるのでネジ固定部分がへしゃげる。Define 8が出るときにこのトレー方式廃止されてるかもしれない。

作りの良さ

配線は背面できれいに処理できるように設計されており、取り回しもしやすかった。オーソドックスなマザーを買えば大抵きれいにおさまるだろう。

フロントと天板のつくりは12㎝、14cmやHDDを取り付けられるようスリットをつけてうまく作っているのはほんとよく考えられています。

足元のごちゃつきやすい部分も隠せるように幕板をつけてるとか、配線の処理に悩んだことがある人ならではの発想ですよね。

ファンの分岐に関して言えば、フロントに3発・上にも3発、リアに1発つけて稼働させると足りない。そこまで冷やしたいなら水冷にしろってことかもしれませんね。中央はケーブルが溜まりやすいので中央ではない部分にファン分岐がついてる方がよかったのかも。マグネットで動かせるようなつくりだったらよかったのに。

綺麗に「魅せる」という設計思想はかなりうかがえるケースなので、ある程度適当に組んでもそこそこきれいに仕上がるケースにできています。

(以下、NGポイント)

まず、材料が柔らかい。ちょっと力を加えるとわりと簡単に曲がります。大きな部分はいいんですが、ネジを止める部分は力が加わりやすいので考えて作ってほしかった(特にHDDトレー)。ネジ切り部分はまっすぐ止めるように気を付けて作業しないと割と簡単になめますので注意。

HDDの幕板を後ろから前に移動させましたが、下で固定しているネジがもうほんと最悪でした。塗装が乾いてないところにネジをいれてしかも歪んでいるというありえない状況。手の入りづらいところだったのでゆっくり力をかけながら取りましたが、印象最悪です。

塗装のことを考えずに設計されているので、購入後ねじを外したらすでに塗装が剥げているなんてところも多数。塗装もとりあえず吹き付けただけの簡単塗装なのですぐにハゲます。

いたるところに雑だな~、という部分が見えてこれで2万オーバーかと思うと微妙な気持ちになれます。

Windyのケースを長年使ってきましたし、購入当時は酷評されていましたけど、それでも国内生産品ってあきらかにクオリティーが高かったんだなと思い知らされました。

静穏性

使い方による。ファンをMAXで動かせばその分うるさいし、絞れば静かになる。ファンをつけて使う場合、天板はメッシュにして使うだろうから音は上から筒抜けます。ほぼ全面穴があるような状態で静穏性とかあると思うなかれ(笑)

総評

フレンドリーデザインなので女性が使っていてもあまり圧迫感の感じないケースに仕上がっています。ぱっと見はわりと高そうに見えるし綺麗です。

日本のケースメーカーが軒並み倒産して国内メーカーの選択肢が潰えた今、仕方なくFractal Designを選ぶ羽目になったのですけど、いいやん!と思えるポイントは大抵他社メーカーのケースにもついていますし、悪い部分も他社メーカーだったらクリアしてるわけでもなさそうですし、今時のクオリティはこんなもんなんでしょうね。

日本製の精度を求めることはナンセンスなんでしょうし、そういうことを差っ引いて考えれば比較的よくできたケースなんだと思います(ほかのケースはいろいろ実物を見たけど買う気にすらなれなかったので)。塗装の甘さを考えると数年でハゲてダメになりそうなのでコスパはあまりよくないケースかもしれません。

CHIKA
CHIKA

色々もんやりした気持ちにさせてくれるケースでした。

プロフィール
CHIKA

パソコンを使い始めて20年、細々とITで生きています。
バイクは2st小排気量、車はレスポンスのいい車が好き。
兎に角自分で色々やる、そしてやれちゃうと信じてるロスジェネ世代。

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