ASUS RT-AC88Uを無線ルーターモードで設定
せっかくお借りしたのだから、無線ルーターモードでも設定しておこうと思いまして、APモードから無線ルーターモードに管理画面から切り替えました。しかし、これがどうもONU自体の挙動もおかしくさせてしまいまして、結局ONUの再起動、RT-AC88Uをフルリセットして初期設定を行わなければならない羽目に。たまたまタイミングが悪かったのか、ASUSの制御がよくないのかは不明です。
APモードの設定の際には無線LANから設定を行いましたが、今回は有線LANにて設定を行ってみることにしました。管理画面に入るには192.168.1.1かhttp://router.asus.comにアクセスすればログインすることが可能です。
フルリセットを掛けたので、もう一度初期設定画面からスタート。ログイン画面にアクセスすると、ルーターのパスワードを設定しろと出ましたので設定しました。
プロバイダーの接続情報を入力する画面が出てきましたので入力します。
入力できたら次へ。
次にWi-Fi接続用のSSIDの設定画面が出てきますので設定を行います。
PPPoEは自動でASUSが判断してくれました。その他設定した内容の確認画面となります。
我が家の場合、内部ネットワークは192.168.0.XXXで運用しているので、左の管理画面「LAN」をクリックして、LAN IPを192.168.1.1から192.168.0.1に変更しました。このIPを変更すると管理画面に入るIPも192.168.0.1に変更となります。
設定が終わってネットワークマップを確認するとWAN IPも問題なく取得されており、ネットワークが順調に動いていることが確認できます。問題が起こっている場合はその箇所に赤い×がつきます。
ASUS RT-AC88Uの管理画面
ASUSのマザーボードを利用していればおなじみな雰囲気のUIとなっています。画面が全体的に黒いので、文字が見づらい(嗚呼、年かな)。
細かな設定画面をさわってみましたが、ASUSが昔から大好きなASUS造語のせいでメニュー広告の内容がいまいちピンとこず、ちょっととっつきにくい感じがしました。ネットワーク指南書に書いているワードとは異なるので、初心者にはあまり優しくない作りに感じます。普通に使われているワードでイイじゃない?って思うんですがねぇ。
正直なところメニュー画面の触りやすさはBUFFALOやNECには明らかに劣る感じがします。特にすべて日本語化されているわけではなく、英語やおかしな日本語が混じっているので発展途上な感じが否めません。慣れれば多少使い勝手もよくなるかもしれませんが、せめてちゃんと日本語化しましょうよ。
メニュー項目の並びもタグがとっちらかりすぎてて、何枚も開かなければならないので、どこになんの項目があるのかがわかりづらい。せめてサイトマップ的なものがあればいいのになぁ。
ASUS RT-AC88Uのまとめ
3週間利用してみて良かった点、悪かった点をまとめました。
ネットワークに関しては専門的な話になるのでざっくりとまとめますが、IP固定やポートの開放などなど家庭用無線ルーターで各社できることはもちろんRT-AC88Uでも問題なく行うことが可能です。
プロテクションについては子供もいないですし、利用していません。
良いと感じた点
- 電波が強いので快適
家庭用Wi-Fiルーターでは一番強いのでは(WP2600HP2より僅かに強い) - 速度が早いので数年前のWi-Fiルーターを利用しているのであれば格段の差を感じられる
ぐ
MU-MIMO対応の機種でしか体感できませんが、利用しているXperia Z5 Premiumでは快適です(WP2600HP2もMU-MIMO方式で飛ばしている)。 - スマートフォンアプリもあり、管理画面を確認すればネットワークトラブルが生じている箇所を判別しやすい
一目でトラブル箇所がわかるのはありがたいです。
悪いと感じた点
- サイズの大きさ
兎に角設置場所に困る。壁掛けするにも石膏ボードにはアンカーを打ってでないと設置できないクラスの大きさですし壁掛けしてもアンテナの立体感があるのであまりすっきりしない。平置きするのであれば場所の確保に苦労します。WP2600HP2と違い、アンテナもあり立体的にもかなり大きいので、設置場所の確保が難しい。 - インテリアになじまないデザイン
ターゲットがもろ男性のゲーマーってところなのでしょうね。我が家のリビングで強烈な異彩を放つ機器となっています。リビングに置く事が多いだろう物なので、もうちょっと配慮が欲しかったかなぁ。 - 使うまでに時間がかかる
日本の家庭用無線ルーターは良くできているとしみじみ思わされました。NECやBUFFALOのようにSSIDを表に貼っていることは賛否両論でしょうが、管理画面に入らなくても簡単にWi-Fi設定できるというのはやはり楽です。
開封と設置の項目でも触れましたが、物理ボタンでブリッジにしてすぐに使えるNECの楽さを考えるとどうしても手間に感じてしまうのです。 - 管理画面がわかりづらい
なれてくれば大丈夫かもしれません。ただ、基本的に1回がっちり設定してしまえばめったに触らないのでわかりづらくても設定さえてきでば問題はないかも。ただし、トラブったときに画面の操作を忘れてたら地獄。 - ルーティングがあまり上手ではない?
これはもしかすると個体の問題かもしれませんが、IPの割り振りに時間がかかったり、再起動してやらないとスマートフォンにIPが割り振られず使えない、長時間使っていると接続が切れて再接続できなくなるなどの状態に陥ることが何度かありました。NECのルーターでは発生しない問題なので、個体の問題でないのであれば結構致命的なんじゃないかな~。
ASUS RT-AC88Uをお勧めできるユーザー
以上を踏まえ、お勧めできるであろうユーザー像を考えてみました。
- 無線ルーターを自分でしっかりと一人で設定できるレベル
- ネットワークをヘビーに使う、特にネット通信でのゲームをプレイする
- 家が広い
- RT-AC88Uを設置する場所がある
- 接続台数が多い
- ASUSのUIに慣れている/わりとどんなUIでも受け入れられる
- 有線LANで、PCやNAS間でのファイルのやりとりが多い
個人的にはメリットよりデメリットの方が多く感じてしまったので自分で買う候補にはやはり当面挙げられなさそうです。せっかくお借りしたのに申し訳ないですが、かなり辛口レビューになってしまいました。ただ、WG1800HP2より電波環境はかなり快適なので、あと1週間、APモードで快適に使わせていただきます。
(追記)レビュー記事投稿抽選の秘密のキーワード
キーワードは「ASUEHFFA」
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