MDの曲を音楽ファイル(MP3 / AAC / WAV等)に変換する方法

MDイメージ PERIPHERAL
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MDが20年ほど前に発売された当初は核心的な技術に度肝を抜いたわけですが、そのMDももはや再生機は生産終了となり、メディアもいつまで生産されるか不透明な状況になっています。PCが爆発的に普及し、mp3プレーヤーの登場で一気にお払い箱になってしまいました。

実はMDって流行したのは日本だけなので、MDに録音したものをAndroidやiPhone・パソコンなどで聞けるデータに変換したいというニーズはほぼほぼ日本人だけだと思われます。私自身はほぼほぼ手持ちのCDからダビングしたものだったので、デッキが壊れた段階でMDは全部捨てました。

今回、知人よりMDをデータ化したいんだけどどうすればいい?という相談を受けたので、現実的な方法から順に詳細な方法を記載してみることにした。

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手持ちのCD・レンタルCDからmp3にする

MDからの変換はとても手間・暇・お金がかかります。またCDに比べるとMDに録音された音は高音域がカットされているなど音質も劣化していることから、できればCDから直接パソコンやスマートフォンで使える音楽ファイル形式(MP3 / AAC / WAV等)に変換するのが望ましい。

スペックの高いパソコンであれば1枚のアルバムを変換するのに10分で変換可能なのと、アルバム名や曲名・アーティスト名等もインターネットから自動取得してMusic IDを作成してくれるので非常に便利です。MDから変換する場合、この作業をいちいち自分で手入力で行わなければならないため、変換するディスクは最低限にとどめることを強くおすすめします。

オーディオキャプチャーを使う

正直あまりおすすめできませんがサンワダイレクトのオーディオキャプチャーを利用するとかなり手軽に取り込みが可能です。MDデッキ等からLINE出力して記録する蔵に接続し、MDを再生させた曲を記録する蔵で録音させるもの。サンワダイレクトのオーディオキャプチャーは勝手に曲だしをしてSDカードかUSBメモリに保存するので、自動で曲を分割して保存してくれるのがウリ。

アナログ出力になるので音質劣化は避けられないのと、Music IDは自分で入力しなければならないので結構面倒くさいかと思われます。また、自動分割も本当に正しくされているかはあくまでもご自身で確認しなければならないため、時間と労力がかなり必要かと思われます。

(もともと記録する蔵を紹介していましたが、販売終了になっていたためサンワダイレクトのオーディオキャプチャーに書き換えました)

MZ-RH1を利用して取り込む

これが一番簡単で確実な取り込み方法。MZ-RH1はSONYが2006年に発売した、MDのデータをPCに流し込める唯一のマシン。2008年に発売終了となっております。ゆえに、ゲットするには中古でしか手に入れることができません。楽天で探してみるとレンタルすることも可能なようです。

枚数が少なければ一気に集中して行うと決めてレンタルするのがいいかもしれませんね。

MZ-RH1での大まかな取り込みの流れ

MZ-RH1をUSBで接続し、SONYで配布されている「x-アプリ」をインストールしたパソコンでMDの曲を一旦PCに吸い上げる。その後、ソフト上で.wav形式に変換すればOK。

サウンドボード等を購入してデジタルで録音する

MZ-RH1の手が使えない場合は、まず光デジタル出力ができるMDプレイヤーを手に入れる必要性がある。手持ちで光デジタル出力端子のある再生機があればいいですが、無ければ結局のところまずはその媒体探しからになるので、それであればMZ-RH1を手に入れる方がいいかもしれない。

また、デスクトップパソコンに光デジタルINを持っているサウンドボードを増設するか、USBオーディオデバイスを購入してUSB接続を行い、光デジタルで劣化させず音楽を録音する体制を作る。

知り合いはBOSEのコンポを使っており偶然にも光デジタル出力ができるものだったのでUSBオーディオデバイスを追加購入してデータ化すること成功しました。

デスクトップなら:増設ボード

デスクトップパソコンにデジタルINのついたサウンドボードを増設して、光デジタル質力端子のある再生機から音を取り込む。ものによってはマザーボードに光デジタルINポートがある場合もある(といってもパソコンを自作していなければ基本的に望み薄だが)。最近は光デジタルINがついているモデルすら減ってきているので、OUTのみしかついていないボードを買わないように気をつけること。

ノートなら:USB接続

手軽さ、録音ソフトの付属も考えるとこの製品が一番扱いやすいかもしれない。MD⇒デジタル化の作業が終わっても、この機器を介して音楽を再生すればPC再生の音がかなり綺麗になるので、使い道はこの用途に限らないのもいいですよね。

光デジタルでの大まかな取り込みの流れ

  1. PCにドライバを入れてサウンドボード増設/USBオーディオインターフェイスを接続
  2. 録音ソフトなどのインストールを行い、音楽を録音できる状態を整える
  3. コンポ等のデジタルアウト⇒サウンドボードのデジタルインに接続
  4. コンポ等で再生/PCで録音を行う

録音できるデータはMD1枚に入ったデータが丸ごと1曲になるので、手作業での分割が必要になる。さらに、IDタグ等も自分で編集する必要性があるため、正直かなりの手間がかかる。

まとめ

個人的には、この作業は避けて通りたいレベルなので、正直あまりオススメしません。ただ、個人録音などの場合は思い入れも違いますし、それ以前にMDからでないと聞けないデータでしょうからなんとかしたいという気持ちも理解はできます。

いずれにせよ相当な手間暇が掛かるので、変換するデータは絞り込んでおくことがまずもって重要。ややこしそうと思ったら業者委託するのも手ではないでしょうか。MDをmp3に変換、業者あたりで検索すると色々と業者さんも出てきます。

やり方は教えるけど、自分ではやりたくない作業だなぁ。。。

(追記)2017/10に記事の中身を見直しました。商品を一部差し替えています。

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