タダほど高い物はない!それはパソコンの世界だって同じだと言うこと。なぜか、パソコンを使っている一般ユーザーはかなりこの意識が欠落しているように思う。
昨日もBaiduの話を書きましたが、使う側にだけメリットのあるものはないということをまず理解しておかなければならない。実世界以上に悪意のあるソフト(アプリ)は多いし、それを認識して使い手が自己防衛しないととんでもないことになるということを忘れてはならない。
なぜ無料なのか?それは、無料の代わりにソフトの作者にとって得るものがあるから無料にできる。無料ソフトをインストールするときは必ずこのソフトはなぜ無料なのかを一度考えることだ。
- 使ってもらってバグを発見してもらう(β版など)
→インストールする際、テストなのでバグ送信してもらいます等々の記載があるはず。 - 広告収入を得る
→お金を得る手段が明確である意味安心できる - Baiduのように企業にとって何らかのメリットがある
→目的次第ではインストールしてはいけない
意識論はこれぐらいにして、具体的に自己防衛法を考える。
無料ソフトを使わない
本来、一番いいのは無料ソフトをむやみに使わないということ。ソフトの開発には時間もお金もかかる。作ったあとの対策にも同じように時間とお金がかかるもの。だからこそ、安心して使うためにきっちりお金を払うということを忘れないことだ。
ソフトインストール前に信用できるソフトか調べる
出所がはっきりしているソフトか調べた上でインストールする。私の場合、中国・韓国など怪しい国のものはいくら便利でも利用しない。他にも、ソフトを検索しても利用者が少なくて情報が出てこないなどのソフトは入れないようにすべきだ。また、ウイルスバスターなどのセキュリティ対策ソフトがNGを出すソフトもインストールしない。
ソフトインストールの際に注意文をしっかり読むこと
中には勝手に抱き合わせで入ってしまうソフトもあるが、普通はインストールする際に「□ XXXツールバーをインストールする」などの項目がでている。そのチェックボックスは必ず外すようにする。目的のソフトしかインストールしないようにする。
定期的にプログラムの追加と削除のリストを見る
キングソフトのOfficeはインストールすると勝手にBaiduが入る。ソフトのインストールの際にしっかりと読んでいても勝手に抱き合わせで入るソフトは防ぎきれない。ソフトをインストールしたら必ず、プログラムの追加と削除のリストを確認し、自分の意図しないソフトがインストールされていないかを確認する。インストールされている場合は直ちにアンインストールする。定期的にリストをチェックすることで、身に覚えのないソフトが入っていてもすぐに気がつける。
まとめ
無料ソフトが悪いというわけではない。無料でもいいソフトがたくさんあるのは事実なので、うまくつきあっていって欲しい。ただ、最終的にソフトをインストールするのは自分なので、その取捨選択を間違えないようにしないと、ウィルスやスパイウェアに感染したり個人情報を持って行かれたりすることを決して忘れてはならない。自分で判断できないものは使わないようにする、お金を払って安心を買うようにすることが重要である。
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