メールに添付したいファイルを右クリック→送る→メール送受信をクリックすると、メールの編集画面が開いてメールを作成すればファイルの添付漏れを防ぐことができる便利な方法なのですが、一部環境において使えない状況が発生しています。
メール送受信が使えなくなる環境
Windows 7にOffice 2016(MSI版)もしくはOutlook 2016(MSI版)をインストールしている場合、右クリック→送る→メール送受信をクリックしてもメールの編集画面が起動してこない現象が起こります。Office 365のOffice 2016の場合はこの問題は発生していません。
この問題が発生していると、ExcelやWord・PDFファイルを右クリック→送る→メール送受信してもメール編集画面が開かず、写真ファイルは動作するので、何が原因か特定することができずにいました。
Microsoft側で確認されている発生条件は
- Windows 7
- MSI版のOutlook 2016
- ファイル名に全角文字が含まれている
日本語版ならではのトラブルともいえます。
解決方法はレジストリの特定ファイルを削除
2017/8/29にMicrosoftのTechNetでついに解決法が提示されていました。(Windows 7 と Outlook 2016 (MSI版) 環境で、ローカルのファイルを選択して、右クリックメニューから [送る]-[メール受信者] を実行した際に Outlook の編集画面が表示されない問題)
解決手順
- 管理者権限でログインしなおす。
- Windowsキーを押下し、プログラムのファイルと検索に「regedit」と入力してレジストリ画面を開く
- 左側の階層で、「HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Clients\Mail\Microsoft Outlook」を開く
- 右側に表示されている「SupportUTF8」を削除する
- パソコンを再起動する
これで右クリック→送る→メール送受信で特定ファイルを添付したメール編集画面が開くようになります。
数ヶ月以上、時間のあるときに解決方法を模索していたので、やっとやっと解決しました。
AYURA 技術評論社 2016-10-29
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