MP950が壊れたので今後の複合機を考える

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Canon MP950が壊れて、もう一度Canon MP950をオークションで購入しようか迷っている最中であります。


そもそも新機種を購入するのにためらう理由としては

  1. インクタンクの容量が小さいし、更にインクのコストがあがってる
    これには理由があって、消費者がとにかく安い物をというので、本体を安くした結果、メーカーがコスト回収のために高いインクを売るようになった。プリンターは最初のコストより最終的にはインクコストの方が高く付くことを考えると、実は消費者にしっぺ返しが来ているのだ。
  2. スキャナのセンサーがCCDではなくCISになっている
    CCDを使うと構造が複雑・大きくなる・コストがかかるために現在はチープで小さく軽いCISが採用されている。CCDに比べピントが合いづらく、読み取りも遅い。スキャナをあまり使わない人には丁度いいが、コピーも頻繁に取る、スキャナ自体もよく使う場合はCCDの方がいい。
  3. 不要な機能が多すぎる
    プリンターに求めるものは印刷・コピー・スキャン程度だが、やれ手書きやれ定型フォームやら壊れやすくする要因をたくさん詰め込みすぎ。あげくの果てにそのおかげでプリンター自体の起動に時間がかかる無様な状態。

特にMP950の場合、CCDがデュアルで搭載されているフラッグシップモデルだったのだが、MP960からはデュアルでなくなっているため、MP950にこだわる部分もある。

そもそも、CanonにしろEPSONにしろ、複合機の方向性を間違えているように思う。現行モデルでMP950より唯一優れている点としてはネットワーク対応になっていることだが、これも特に無くてはならない物ではない。その他のごちゃごちゃとした機能は正直ジャマでしかない。

むしろメーカー側にお願いしたいのはフラッグシップモデル、一般コンシューマーモデル、ローコストモデルの明確な差別化と、ハード屋としてハード主体の開発をしっかりとして欲しいのだ。CanonもEPSONもなぜかフラッグシップモデルを削り落としたが、本来落とすべきは一般コンシューマーモデルだったように思う。中途半端なものを仕方なく中途半端な価格で買い、中途半端な使い方で終わってしまうが故に中途半端にしか売れない。

いい物は売り方さえ間違わなければかならず売れる。ここ5年プリンタ業界は見た目進んだように見えるが、実際は殆ど進んでいない。むしろ退化していると言ってもよい。本当に愛される価値のある複合機をもう一度出して欲しい。

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