龍が如く8、NORMALとHARDをクリアしてみてのレビュー

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桐生ちゃんのエンディングノート

龍が如く0~7・7外伝までをクリアしているとかなり楽しめる内容に作られています。それぞれで出てきたキャラをところどころで桐生ちゃんが思い出していく、また伊達さんがエンディングノートづくりを手助けする構成になっています。一気に話が進むのではなく桐生ちゃんの育ち具合と章の進み具合によって少しずつ開いていくのも面白い。

初めてサバイバーに入ってマスターを見た時の桐生ちゃん!(だって柏木さん、死んだって思ってたんやもんねぇ)

マスターは平然を装ってたけどどんな気持ちだったんだろうか。よくある顔ですから、ってあるか~!冷麺のくだりも出てくるので往年のプレイヤーはニマニマすること間違いなし。マスターとの思い出話も出てきます。

伊達さんは狭山薫ともニアミスさせてくれる。薫、報われなさすぎて可哀そうすぎるんやけど😢そして、狭山、40歳超えてると思うねんけど、綺麗すぎん?美魔女すぎん?

よくないわ、桐生!そして伊達ちゃん。

なぜかフォーシャインまでやる羽目になる。ユキちゃん、多分未だに真島と桐生の関係性しらんよねぇ。

エンディングノートだけでなく、宴会トークの中にも昔の話がちりばめられていたりするので全シリーズをプレイしてきたことのある人はかなり楽しめるつくりとなっていました。製作陣の桐生ちゃん愛が詰まっていました。

メインシナリオについて

シナリオ自体は決して悪いシナリオではなかったんだけど、最後の畳み方が私には不満が募る内容でした。

ストーリー中のあれこれ

最後のボスである海老名と一番が初めて会うのは1章。しかもその時はボスになる感じが全然しなかったし、結局これ以降春日が直接海老名に合うことはなかったよね。本当は異母兄弟だというのにもうちょっとなんか絡みがあってもよかったんじゃないかなぁと。なんか、海老名の影がいまいち薄いまま、最終ボスになってしまった感じがして、ボス感が物足りなかったのです。

なんでハワイやのにコート着てるねん、暑ないん!!という理由は最後に答えが待っていますね。8で一番株を上げたのはほかでもない山井豊です。次回作にも絶対出てきてほしいキャラになりました。

桐生ちゃんの体調が悪くなって、桐生ちゃんは日本に帰国するけど、ちっともじっと療養しない。まぁ、するわけがない。ということで、ナンバやソンヒ、紗栄子、趙さんたちと一緒に暴れまくるのだけど、ソンヒの桐生ちゃんファン根性がさく裂しててこれがまた面白すぎた。ソンヒのキャラが変わったよ。というか、コミジュル自体のイメージも7から比べるとだいぶコミカルな存在になった感がある。

エイちゃんに裏切られて花輪とウォン・トーが亡くなる。あの配置で座ってたら正直先に足立さん死んでてもおかしくないやろとか思ってしまうけど、その辺は主人公補正(何。7外伝でわりと花輪が人気でちゃったから、卒塔婆も骨壺も出てきてないし花輪はまだ生きてるんじゃないかという薄い期待…ウォン・トーは金持ちならではのミニマリスト論が好きだったのよ、個人的に。

結局、春日が茜さん(多分本当の母)ときちんとお話ししたのはこのシーンだけよね。最終的には茜さんはハワイに帰ってしまうし。40年以上も親子としてなにもしてなかったらこんなもんか。今後は細々と連絡は取っていくんだろうけどね、なんかちょっと物足りなさがあったところの一つ(せめてどこかでお母さん、的な感じで照れくさくいうシーンとか欲しかったような気がしなくもないというか)。

星龍会のきな臭い動きの理由を知るために伝説の極道に会いに行く日本チーム組。トラックの荷台に人を載せるのは違法ですから…場所わかってるならレンタカーしなよ💦桐生ちゃん、ハワイで運転してたし、こんだけ大人がいるならだれか運転できたでしょ。

久しぶりの真島の兄貴(もうすぐ60歳)。相変わらず老けません、美容法教えてください。第二次大解散の裏話やら、海老名の出生の秘密やらを訊いて、桐生ちゃんが沢城を手伝ってやってというものの、3人は拒否。というわけで、お決まりのバトルになりますが…このシーンを載せてきてもらったトラックの運ちゃんに録画されるという間抜けっぷり(というか、あの窓から撮影してたら角度的に真島に見つかってると思うんだけどね)。

戦闘後。真島節は健在。正直もうちょっと出番あるのかと思ってたら本当にほとんどなかったのよ…

これは次回作へのフラグということでいいんかなぁ。

ラニと茜さんを連れて日本へ戻る際中、中ボスドワイトがまたしても出てきます。そしてサメにやられます。

さんざん、お前らをサメのメシにしてやるわと息巻いていたのでフリが強すぎると思っていたら、何のことはない、自分でちゃんとオチにはまっていくパターンでした。

山井は日本に春日たちを連れて帰るための手段として自分の身柄引き渡しなんて格好良すぎるでしょ。

姐さんがもしアルツじゃなかったらどうしてたんだろうか…このあと、姐さんの肩に来ていたコートを掛けて出ていくが、その時にもう寒くねぇと一言。山井の人生の大きなしこりが取れて良かったよ。

最終決戦前。桐生ちゃんは海老名と戦いたいと告げる。この段階で春日はブライスと戦うことになるのだけど、海老名と兄弟だからこその展開も見てみたかったというのは私だけだろうか?

次回作があるとすれば、元ヤクザ更生シミュレーションゲームになるのかしら?

最終決戦前のあれこれ後はまずハワイ組から始まる。メンバーは固定で入れ替え不可でした。入れ替えOKと言われても今までのバランスもあるし、ここはそのままのメンツを選んで行ったと思う。

なぜか、サメと戦う羽目になり…

そしてイカと戦う羽目になる(なんのゲーム…)。

ブライスの正体は欲にまみれたクソジジイ。神になりたいらしいです。

ブライス戦闘終了後、千歳が多々良チャンネルにネレ島の不法投棄の現状、不二宮海運の謝罪、そしてでっち上げ内容の謝罪を動画で生配信する(エイちゃんにチャンネル握られてたのにログインできた不思議。私がエイちゃんならチーちゃんが裏切った時点でパスワード変更するわ)。この時もうちょっと、元東条会の警備会社の件は春日一番の件など具体性をあげてくれてもよかったのかな~と思った。そして、千歳はこれで最後、出番なし。

日本編にもどり、またしてもミレニアムタワーを登ることになる桐生ちゃん。途中で伝説の極道3人組も駆けつけてくれる。が、これも一瞬だけ…(寂)

海老名は氷川興産の組長の娘の息子。父は荒川だということを認める。ヤクザがにくかった。だから復讐しようと思ったのがきっかけらしいです。本当は一人ひとり手にかけてやりたかったらしい。が、できないから計画は最初から破綻しているのだと。

近江連合と東条会の同時解散でヤクザが散ってしまったから、自分の身を警察からヤクザに鞍替えしてヤクザを再集結させてネレ島に放り込んで処分するという選択肢に至ったらしい。あんな小さい島に数万人も無理っしょw

というわけで桐生ちゃんがお仕置き。生きてなきゃ償いもできないから償わせてくれと。

桐生ちゃんが謝ったらなぜか気が済んだ模様の海老名。

腐女子がワクワクするカットなのでとりあえず載せてみた。

しぬな~と駆け寄るメンバーたち。ヘリで緊急搬送されます。

なぜか、いつのまにか帰国して神室町にいるエイちゃん。そして出頭を促す春日。どこまでええやつやねん。ここでありあまる富がBGMとして流れて、製作陣はこれを主にしたかったんだろうけど、ここをエイちゃんにする意味が私にはちょっとよくわからなくて。

エンディングロールが流れて、そしてさらに事件から1か月が経過していました。海老名が結局何を求めていたのだろうという問いに対し、趙さんは…

という見解を述べる。これを趙さんに言わせなくても作中で海老名の背景をもう少し作りこんで、エンディングを迎える時にはプレイヤーの心境がここにたどりつけるようなシナリオが欲しかったなぁと思うのです。海老名の人物像がボスとしてはいまいち薄っぺらくて、それがメインシナリオとして物足りない要素の一つでした。

また千歳に関しても、不二宮を継いだという一文が出てくるだけ。あれだけ一緒に頑張ったのだから、そういうニュースが流れているのをちらっと流すとか、そういう趣向があってもよかったんじゃないかな~とかさ。

あとはラニや茜さんのその後もサラリと触れただけ。やっぱり茜さんと春日は親子なんだからハワイに帰るときの見送りショットぐらいは欲しいな~と思ってしまうわけで。

気になるのはネレ島の不法投棄の件はどうしていくのかとか、この案件にGoした政府はどうなったのかとか知りたいなと思うのです。これは次回作に期待せよということなのかしら?

私の中では大風呂敷を広げたのはいいけど、とりあえずくちゃっとまるめて畳んだようなエンディングだったのでメインシナリオはとてももったいない終わり方だったなと後味の悪さが残っています。

最後に、唯一報われたのは春日かしら?

紗栄子にやっとOKもらえましたね。

でも、どうしてこういうことしちゃうかな~?これが春日のいいところ?(笑)

ついでに桐生ちゃんもあれだけ世間で騒がれたおかげで名を取り戻しましたね。はるかの露出はほんとかなり控えめでした。(遥、苦手なんです)

そして、春日に言われた通り、死んで終わりにはしないみたいです。

またよみがえってきてくれるのかしら?

いつもはクリアすると「完」だったけど、今回は「終」。桐生ちゃんがメインのゲームはもう終わりだよってことなのかな。

シナリオはもうちょっと綺麗にたたんでおいてくれると、いうことなしの100点!でした。ただ、龍が如く8はやること要素がたくさんあり、メインシナリオ以上にそちらが楽しいこともあって、メインシナリオをオマケとして捉えている人も多い気はするのでシナリオ抜きでも十二分に楽しいゲームです。

さて、少し時間をおいてEXHARDも楽しむことにします。

 

 

 

 

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