今回、私たち夫婦だけでなく夫の両親もまとめて最終的にMVNOにしようという計画が着々と進行しています。理解している人がスマートフォンを使う分には何ら問題ないのですが、ガラケーと同じように使えたらいい人がスマートフォンにしているととんでもなく大変なことになっています。
MVNOにする前にまずはやっておきたいことをまとめてみました。
料金プラン・オプションの見直し
夫の両親はなんと携帯代を毎月4万払っていました。うち1万は夫母のチャージによるもので(こうなってしまった内容も後述します)、実質は3万円でした。大ざっぱに内訳を説明すると端末の割賦に6,000円程度(これは仕方がない)、通話料5,000円程度、通信定額・オプションで12,000円程度、スマートフォン2台・ガラケー1台の基本使用料で6,000円ほどでした。
夫両親はあまりデータ通信をしないので、auが昨年出した電話し放題プランにしておけば通話料もデーター通信量も削減できるのでそれだけでも月々7,000円ほど変わってきます。ガラケーを残していたのは通話料無料分を分け合うためだったらしいのでこれもカットできるので実際もっと安くなっただろうにと思うと勿体なくてしかたありません。
ショップにも寄りますが、きちんと対応してくれて知識の豊富な方に相談すれば現段階で一番よいプランを提案してくれるはずなので一度ショップに相談してみてください。オプションをやたらとつけたがるショップはアウトです。
メールをGmailに統一
今時FacebookやLINEなどキャリアメールに頼らずコンタクトを取れるアプリも出ていますのでキャリアメールを使う必要性が減っています。実際、私はガラケーを使っている人でキャリアメールしか受け取れない設定にしている人にのみキャリアメールを使っている現状です。夫も同様でした。
夫の両親はキャリアメールを主軸に使っていましたが、上記内容を説明し、仕事をしていない母のものはGmailに移行しました。夫の父は仕事の都合上どうしても今のキャリアメールをつかわなければならないということなので、スマートフォン⇒ガラケーにして(後日記事にします)電話し放題・メールのみできる環境にしました。別口でスマートフォンだけ持つようにすれば環境的にはなんら代わりなく使えます。2台持つことに対してのハードルもなかったのでできた技ですが。
本題に話をもどしますが、Gmailにする最大のメリットは機種交換してもキャリアを換えても、メールが消えたりしないし設定するだけでメールが一発で呼び出せると言うこと。サーバー側にデータが残っているのでiPhone含めどの端末からでもメールが見られるのでMNP・機種交換がしやすい身軽な体勢を整えられます。
取り放題に依存しない
そもそも取り放題のプランなどない時代からAndroidを使っている人間だったので、ATOKすら有料の安い時期に購入していました。個人的にauのスマートパスだったり、SoftbankのAppPassなどはほぼほぼ使いませんでした。MNPでころころ乗り変わる方がオトクだったこともあって、この手のに依存すると身軽に乗り交われないことがイヤだったのです。
今回のMNPに対して夫の両親がスマートパスを利用していましたが、ATOKぐらいなものだったのでGooglePlayから購入しておけば今後も色々な端末でシームレスに利用出来るのでこの機会に購入することにしました。
課金ゲームの恐怖(かんたん決済は使わない)
夫母のチャージについて記載しましたが、GREEのチャージでした。大人子供にかかわらず、GREEの商売ってうまいな~と思う反面、やり口が汚いなとも思います。とにかく、毎月勝手にチャージされるような仕組みを作っているのですが、この解約がとてもじゃないけど分かりづらい。夫の母はやめたいチャージも多々あったけど、辞め方がわからずに放置していたらしく、結果的に1万円という高額になっていたのです。(それに関しては問い合わせして辞めればいいのに・・・と思わんでもないので呆れかえっていますが)
auの請求書がネットでしか見られないような状態にしていると、料金内容をきっちり確認することもなく適当に支払ってしまうことの方が多いので余計にこの状態に気づかないのだとも思います。お金にルーズな人ほど面倒でチャージがかかっても紙ベースの請求書を出しておく方がいいのかもしれません。
今後の対策として、チャージするならGREEのカードを買って登録して支払うということで決着しました。が、正直辞めればいいのにと思っていますよ。あとで何も残らないことにお金を費やすことほど無駄なことはないと思っている性質なので。(辛辣ですいませんが、本気でアホだと思っています)
この問題を引き起こした大きな原因は決済のしやすさにあります。auかんたん決済ってお金の流れを見えにくくします。それはSoftbankでもDocomoでもしかりですが、MVNOにすることによって簡単に決済できなくなるのでお金の流れが明確になるというのもいいところだと私は思っています。
まとめ
総務省からの通達で、MNP合戦は今年で最後になるかと個人的に考えています。すでに去年よりは大人しい施策になっていますね。どうかんがえてもMNP合戦でかかった費用を毎月の料金に上乗せしているのは明らかですし健全な状態とは言えません。MVNOは回線の利用料を支払っていても毎月の料金あれだけ安く出せるのですから、3大キャリアも開発費等々を考えたとしてももう少し安く出来るでしょうと思うのです。
キャリアに依存した使い方をするまえに、Google Playにあるアプリでなんとかできないかを考える方が後々はオトクになります。日本のキャリアが提供しているプランに乗っかると巻き上げられることの方が多いです。特にSoftbankは見た目を安くする天才で、蓋を開けてみれば細かくオプションを付けさせないといけない仕組みを作っており、よく分からない人はそれに乗っかるしかないようにしているのです。さすが孫さん、やることがエゲつないと思いました。オプションをカットして、自分で対策すれば安く済むのにと思うものもたくさんあります。
スマートフォンはガラケーと違ってうまみの少ないものなので、えげつない戦法で絡み取られます。使う側が賢くならなければ、いくらでも持って行かれますので、しっかりとわかった上でお使いください。今回の件で改めて感じたのは、詳しければオトクな時代でなく、詳しくないとぼったくられる時代にいるのだということ。とくに通信業界はエグいです。
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