久しぶりにiPhoneのバックアップをPCで取ったらCドライブをえらく圧迫しましてどうしたのかと思い確認したらiTunesでバックアップを取るとCドライブにデータが入るんです。それで、設定からDドライブに変更しようとしたらそんな設定さえない。
つまり、デフォルトではCドライブにしかバックアップを取らないというバカな仕組みなんです。

バカか?Apple。
というわけで、コマンドプロンプトを使ってバックアップ先を変更することにしました。
iTunesをどうインストールしたかでバックアップ先が変わる
iTunesをAppleのサイトから直接ダウンロードしてインストールした場合と、Microsoft Storeでダウンロードしてインストールした場合ではフォルダの階層が異なりまして、結果的にバックアップフォルダの場所も異なります。
Appleから直接DLしてインストールした場合
iPhoneのバックアップフォルダは以下の場所にあります。
C:\Users\[ユーザー名]\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup
もし見えない場合は隠しフォルダになっているので、エクスプローラーのアドレス欄に以下のパスを打ち込んで下さい。
%AppData%\Apple Computer\MobileSync
Microsoft StoreでDLしてインストールした場合
iPhoneのバックアップフォルダは以下の場所にあります。
C:\Users\[ユーザー名]\Apple\MobileSync\Backup
ユーザー名がよく分からない!という場合は以下の通りパスを撃ち込んで下さい。
%UserProfile%\Apple\MobileSync\Backup
任意の場所にバックアップフォルダを作り移動する
フォルダの名前は変えても大丈夫です。私はDドライブにユーザーフォルダーを移動しているので、その中に『iPhoneBackup』というフォルダを作りました。
このフォルダの中にBackupフォルダの中身だけを移動する。もし、過去のバックアップが不要であれば、Backupフォルダごと破棄してもOK。ただし、その上の階層にあたるMobileSyncフォルダは削除してはいけません。
仕組みとしては本来MobileSyncフォルダの中に入っているよ~と偽装して新しいバックアップ先にバックアップを取るから。
まずはWindowsのマークの右側に『cmd』と入力して、コマンドプロンプトを管理者権限で起動させる。
Appleから直接DLしてインストールした場合
このコマンドを打ち込む。あなたのユーザー名や、移動先についてはご自身の環境に合わせて書き換えてください。
mklink /J "C:\Users\あなたのユーザー名\AppData\Roaming\Apple Computer\MobileSync\Backup" "D:\iPhoneBackup"
Microsoft StoreでDLしてインストールした場合
このコマンドを打ち込む。あなたのユーザー名や、移動先についてはご自身の環境に合わせて書き換えてください。
mklink /J "%UserProfile%\Apple\MobileSync\Backup" "D:\iPhoneBackup"
うまく行けばジャンクションが作成されましたと出ます。失敗すれば私のように指定されたパスが見つかりませんなどのエラーが吐き出されます。
iCloudを契約してバックアップを取ろうねという作戦なんでしょうけど、高いわ使い勝手が悪いわお断りです。
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