自作パソコンケース、Antec SOLO II解体新書

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Antec SOLOは本当によくできたケースで、自作初心者には超オススメなケースだった。USB3.0など新しい時代に対応すべくでたSOLO IIを買ってみたので、SOLOを思い出しつつ眺めてみる。

TSUKUMOに発注したんだけど、送り状をこの箱のてっぺんに直貼りしやがって~!はがれるシールのはずがなかなか綺麗にはがれなくてイラっとした。ってどうでもいいな。

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早速Antec Solo IIを開封

このケースにパーツを組み込み後、別にところに持って行くので上からあけた。絵の向きのまま箱に収められていたので自分の家で使うなら底のテープを切って箱を引き上げてケースを出すのが正解パターン。

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箱からだしてみた。フロントはSOLOのスッキリ具合を継承しつつも、レガシーとなりつつある5インチを4個から2個に減らし、3.5インチベイがなくなった。また今時はやりの黒一色になってスッキリした印象を与える。ゴテゴテしたケースよりシンプルなケースの方が掃除しやすいし個人的に視覚的にもうるさくないので好きである。

USBポートは3.0×2、2.0×2が配置されている。Firewire等はなし。

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さて、フロントを開けてみる。70度ぐらいしか開かない。これ以上開けたい場合は引き上げて扉ごと外してしまう必要がある。簡単に外れるのでメンテナンス性は高い。

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ファンのメンテナンスがしやすいようにHDD部分につけるファン部分は手ネジで手前に開くように出来ている。下のフィルターも簡単に外れるので埃の掃除はしやすいと思うが、結構目の粗いメッシュなのでどこまで埃を防ぐのかは疑問である。ただし、外して簡単に掃除機で埃を吸ったあと水でササっと洗えば綺麗になることを考えるとメンテナンス性は非常に高いし、経済的でもある。

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サイド。私が映り込んでいますが、それぐらい塗装の上がりは綺麗。右側がヒンジのような開き方をするのでスライド式になれているとサイドの開け方に戸惑う。パネルの分厚さはSOLO時代と変わらぬ厚さなので安心する。

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リア。ファンのコントロールが蓋を開けなくてもできるように背面にスイッチが用意されている。フロントにも同じように作っておけばいいのに。P100ではこの機能が削られていたのでちょこちょこ設定を変えたい人はSOLO IIを選ぶ方がいいのかも。リアファンには防振対策が施されているが、フロントも・・・(略)。

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昔SOLO時代は外が黒でも中はシルバーだったのが、全体黒になっている。ただ、ZALMANのZ9 U3より劣るのはネジの色がシルバー。ここもこだわって全部黒にしておけば値段相応な作りと褒められたと思う。相変わらずドライブやHDDはスライドレール式を採用しているのだけど、スライドレールにねじ固定って・・・せめてバージョンアップしたのだからスライドレールにするのであればねじ不要の爪方式にすればよかったのにと思う。作り込みが甘い。

HDDユニットが上に移動したのはグラフィックボードの長さに対応するため。おかげでかなり長いボードも取り付け可能だが、その奥にSSDを取り付けることを考えるとほどほどのサイズのボードにしてしまう。

CPU周りの背面のくりぬきもデカイので、クーラー交換もしやすい。

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SOLO II最大の謎はココ。電源部分にメッシュになっている。今時の主流として電源はファンを上向きにして電源だけを冷やすらしいが、せっかく静音性を売りにしているケースがこれやっちゃダメだろ。しかも蓋もない。SOLOよりSOLO IIが明らかに劣る部分は静音性というコンセプトをここで台無しにしたから。

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背面にもスペースが設けられており、配線の処理も比較的やりやすい作り。

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電源ユニット部のフレームも固定から取り外し可能にかわっていた。剛性に関わる部分なので私個人としては固定しておいてくれるほうが気分的にいいのだが、メンテナンス性を重視したんだろうなぁ。

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パネルはSOLOの時と同様、ポリカーボネートが貼ってあり静かになる設計。金属厚もしっかりあるので、たわみは少ないと思う。

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天井部のメッシュ、ファンの防振には正直「???」がつくのだが、それをのぞけばよく出来たケース。初心者には組み上げやすい・使いやすいケースなのでオススメ。カラーがツヤツヤブラックなので、指紋が目立つ。マイクロファイバー等で拭いてあげるとすぐに綺麗になるが、触ったらこまめに拭いてあげないと小汚いマシンに成り下がってしまう。

Antecのケースは窒息系ケースなので、組み上げ後の夏は庫内の温度変化をチェックしておかなければこんがりママンを焼いてしまうかも。フロントにファンをつけるのは必須かなぁ~。

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