ahamo・povo・LINEMOに代わると一部のサービスが利用できなくなります。これからMVNOを使っていく方々がまず初めにぶちあたる壁ですが、実は他社サービスのほうが便利なのもたくさんあり、この機会に乗り換えておけば今後は気軽にMNPして回線乗り換えができるようになります。
使えないサービスについての各社案内
シェアパックなどの料金プランを除き、スマホを使う上で重要なポイントだけリスト化しておきます。詳細は各キャリアのページを参照してください。
ahamo・povo・LINEMOだけでなく、他のMVNOに移行する際も基本的に挙げられているサービスは使えなくなります。
Docomo
- キャリア決済
- キャリアメール
- ドコモ電話帳
- データ保管BOX
- 留守番電話サービスなどの電話サービス
- イマドコサーチ
- 遠隔初期化
- ワンナンバーサービス
au
- キャリアメール
- 留守番電話などの電話サービス(例外は転送電話)
- データお預かりサービス
- ナンバーシェア
Softbank
- キャリア決済
- キャリアメール
- 留守番電話などの電話サービス
- 位置ナビ
- 一定額通知・ストップサービス
- 着信規制・発信規制
- Apple Watchモバイル通信サービス
キャリア決済:AppleやGoogleの決済を使う
もともとiモードなどの時代にサービスを展開するために始まったのがキャリア決済。今でもその名残があるだけで、今はiPhoneならAppleがAndroidであればGoogleがそれぞれその役割を果たしてくれています。
AppleにしろGoogleにしろクレジットカード情報を登録しておけば簡単に決済できる仕組みができていますし、もしクレジットカードを使えないのであればコンビニなどでプリペイドカードを購入して登録すればプリペイドした金額分だけ使うことができます。
キャリア決済することの意味って、クレジットカード決済につくポイント+それぞれの携帯会社が配るポイントがちょっと上乗せされるぐらいなので使った履歴がわかりやすいAppleやGoogleで支払う方が安心な気がします。
キャリアメール:Gmailを使う
Androidを使っている方はGoogleアカウントをすでにお持ちですが、iPhoneの場合は使っていない方も多いのでまずはGoogleアカウントを作ることをお勧めします。
Googleアカウントを作ることで、メールだけでなく、連絡先、カレンダーなどなど様々なサービスを無料で使うことができます。しかも圧倒的に高機能。Googleアカウントを取得したらできること一覧は下記を参照してください。
メールアドレスが変わる際に注意したいのは、知り合いにお知らせするだけでなく、キャリアメールで登録しているサービスのメールアドレスをすべて変更しておく必要があること。ショッピングサイトだったり、ファンクラブだったり様々なものがありますが、すべて変更しましょう。
Gmailは検索するのも簡単ですし、迷惑メールのフィルタリングもめちゃくちゃ優秀。そして、今後iPhoneからAndroidに変えるときも(その逆もまた然り)とても楽になります。
iPhoneを使ってるけどメールも連絡先も全部Googleから同期しています。
連絡先:Google連絡先を使う
ドコモ連絡帳を使っている場合、連絡先を一度エクスポートしてGoogle連絡先に登録する必要があります。iPhoneでAppleのアカウントに登録している場合もできるだけどの環境でも使えるようにするにはGoogle連絡先と同期しておくことをお勧めします。
スマホだけでなくパソコンからでも連絡先を確認・修正・変更・登録などができるようになり、インターネットサービスをシームレスに利用できるようになります。連絡先に誕生日を登録しておくと、Googleカレンダーに表示させることもできるので祝い忘れも防げます。
位置情報サービス:GPS追跡アプリを使う
子供の位置情報を知りたいなどで位置情報の確認が必要な場合は、GPS追跡アプリをインストールすれば簡単に確認することができます。確認したい相手のスマートフォンにインストールする必要があるので、事前に入れることを承諾してもらいましょう。
GPS追跡アプリについてはかなりたくさんのものが出ているので、GPS追跡アプリで検索してみて自分に合うものをインストールするとよいです。
遠隔初期化については、iPhoneなら「iPhoneを探す」、Androidなら「スマートフォンを探す」で対応できるので、そもそもサービスは不要です。
データ保管:Dropboxなどを使う
キャリアが用意しているデータサービスより圧倒的にDropboxやGoogle One(旧Google Drive)を使うのがお勧め。Googleサービスはちょっと独特な使い勝手なので、データだけで使うのであればDropboxのほうが使いやすいかもしれません。
利用量通知サービス:アプリで確認
通信料のチェックは通信量をチェックしてくれるアプリを入れて対応することができます。通信料チェッカーで検索すればいろいろなアプリが出てきます。ただし、バックグラウンドで動いているのが前提なので、アプリが止まると正常にカウントされません。正しいデータ量は公式サイトを確認しましょうね。
公式サイトのURLをショートカット作成しておけばすぐに確認できるようになりますよ。
電話機能・ナンバーシェア系:方法なし
電話機能は軒並みカットされています。電話機能が必要な方は嫌でも三大キャリアを使えってことですね。
ナンバーシェアについてもMVNO系は軒並み1つの番号を別の端末でシェアすることはできない状態です。問題になってくるのはApple Watchですが、どうしてもApple Watch単体でお出かけして電話したり通信したりしたいのであれば大手キャリアを使うしかいまのところ対応方法はありません。
別番号発番でもいいので、単体で使えるようになればいいのにと思うのですがその辺はなんかいろいろ利権が絡んでそうなので、なかなか進まないんじゃないですかね。
iPhoneとBluetoothで接続して使うしか方法はないので、Apple Watchのあり方が変わりそう。
使えないサービスへの対応方法まとめ
電話系機能とナンバーシェア系以外はどうにかなるどころか便利になりますし、キャリア系が提供するものは無知な人を囲い込むためのあくどいツールやサービスだと私は解釈しています。これを機に少しでもキャリア以外が提供するサービスにも目を向けることをぜひおすすめします。
仕事で利用していると電話系サービスが貧弱になるのがツライので、この辺はオプション料金で対応してくれるようになるといいのにな~と淡い期待を抱いています。
差別化を図るために電話サービスは敢えてカットしてるんやろけどなぁ。
コメント
留守番電話サービスがどうしても必要であれば、と、「スマート留守電」をオススメしてますが、スマート留守電は電話転送機能が必要なため、それらが無いahamoやpogoなどでは使えませんよ。
ほんとですね!
スマート留守電のサイトにも小さく記載がありました。
書き直しておきます。