仕事柄、Windows10にしますかと結構な頻度で訊かれます。答えはYesでもありNoでもあります。オススメしますか?とも訊かれますが、YesでもありNoでもあります。
現段階ではアップグレードしない
メイン機に関しては現段階ではアップデートしません。今までの経験上大体SP1が出るまで新しいWindowsは安定しません。今後はサービスパックという考え方自体がなくなりそうなので、サービスパック待ちというのはできないかもしれません。無料期間のことも考えるとパソコンが1台しかない方は6月ぐらいまでは現状のOSで我慢して、6月ごろに再度アップグレードを考えるのがいいのではないでしょうか。その頃までには比較的大きなボトルネックは解消されているかと思います。
Microsoftは今までのOSを販売する方式から、MacのOSのようなWindows 10を基軸にしてアップデートを繰り返す方式にし、OS自体で儲けるのをやめて違う方法で儲けをだしていくと名言していますので、いずれかの段階においてはWindows 10を導入することにはなるかと思います。ただ、それが来年の6月かどうかは定かではありません。別に最終的にWindows 10の代金を払うことになったとしても、Widnows 7で快適にサポート終了まで使える方がいいと判断すればWindows 7のままで利用し続けると思います。
仕事柄、Windows 10のテストと利用方法は勉強していかなければならないので、近々サブ中のサブPCをWindows 10にアップグレードします。
アップグレードできるかどうかを調べる
まずはマイクロソフト社の「Windows 10 の仕様とシステム要件」を確認する。そもそも無料でアップグレードできるのはWindows 7と8を利用している方のみなので、Vistaを利用している方は購入が必要となるがまだ正式な価格は発表されていない。
システム要件
今回アップグレードを行う予定のVAIOは問題なく満たしていた。
- プロセッサ:1 ギガヘルツ (GHz) 以上のプロセッサまたは SoC
⇒Vista以降のマシンだと大概満たしていると思われるが、あくまでもこれは「動く」という最低ラインであり実際「快適に使える」かどうかは不明 -
メモリ:32 ビット版では 1 GB、64 ビット版では 2 GB
⇒プロセッサと同様 - ハード ディスクの空き領域:32 ビット版 OS では 16 GB、64 ビット版 OS では 20 GB
⇒HDD(SSD)の空き容量は16GB+4GBぐらいをみておかないと、入ったけど快適に動かない状況を作り出すことになる。 - グラフィックス カード:DirectX 9 以上 (WDDM 1.0 ドライバー)
⇒2002年以降に発売された機種であれば大概サポートされているハズ - ディスプレイ (画面解像度):800×600
⇒よほどのミニPCで無い限りは大丈夫なサイズ
端末のドライバ
グラフィックやサウンドなどをOS上で利用出来るようにするためのプログラムであるドライバが作成されているかを事前にしらべておかなければ、Windows 10にしたら画面が映らなくなった・音が出ない等の不具合が生じます。
今回はVAIOをアップグレードしようと考えているが、SONYのホームページを確認すると、アップグレード方法・対応ドライバの配布は10月となっていた。
実際のところ、メーカーPCは配布後すぐにアップグレードは不可だと思われる。
まとめ
現段階でアップグレードが完璧にできる方は自作PCでWindows 10用のドライバが手に入る環境・もしくはドライバを自分で作成できるプログラマの方々ぐらいかと思われます。あとはDellやHPのPCをご利用の方かな。
Windows 10アップグレードを予約してアップグレードしてしまうと利用に支障をきたす場合があるので、メーカーPCを利用している場合はまずアップグレードに対応しているかをメーカーホームページで確認し、出来ない場合はWindows 10の予約を取り下げなければ時期が来ればアップグレードされてしまうのでやっかいなことになります。どのみち、メーカー側の対応が追いつくまでは結局予約を外しておくことが無難かと思われます。
日本は特殊市場なのでMicrosoftの思惑ほどにはWindows 10のアップグレードは進まないかもしれませんね。
2018年最新版 Windows 10は初期設定で使うな! (日経BPパソコンベストムック)
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