思い立ったらすぐにやらないと熱が冷めてしまうとやる気もなくしてしまうので早速日本橋へ行って参りました。私が買わなければならないのは富士通の特定型番のHDDとmSATAのSSDそして変換アダプタケース。
今回富士通法で一度頑張ってみる決意を固めましたので、それに併せて準備しました。
ダウンロードするもの
- fujtool v0.4(Repair Stationでは不要)
このツールがなかなか見つからない。丸2日ぐらいかけて探してDLできたが、これが用意できないと富士通法は始まらない。 - HDAT2
DownroadのページからHDAT2_50.EXEをダウンロードする。ファイル名をわかりやすいようにHDAT2.EXEに変更しておく(DOSコマンドを入力することになるのでわかりやすくしておくと幸せ)。 - Disk Fomatter
SSDをFAT32でフォーマットするために必要。 - EaseUS Todo Backup
HDDの中身をSSDにコピーするためのツール。
用意するもの
実は結構多かった・・・うちは趣味が趣味だけに富士通のHDD以外は全部持っていましたが。
ATA-5の富士通のHDD(Repair Stationでは不要)
調べていくとATA-5規格の2.5インチHDDは型番の頭3文字が「MHJ、MHK、MHL、MHM、MHN、MHR」。
その中で富士通法が出来たという報告のあったHDDはMHK。MHMは出来たものと出来ないものがあった様子なので、MHMの段階でファームが書き換えられているHDDはNGな模様。つまり安全な型番としてはMHKが一番、MHJは見つかればいけるかもしれない、MHMは一部いけるかも、MHN・MHRは不可。
そもそも、15年ほど前に流通したHDDを探すという至難の業なので、東京秋葉原や大阪日本橋のジャンク屋を虱潰しに当たっていけない遠隔地の方はオークションで探す方がいいと思う
IntelチップIDEの搭載されたマシン
Repair Stationで解析する場合は不要です。
チップセットでいうとICH7までがintelのチップを使ったIDEとなっているため、これまた古いマシンを探さなければならない。ICH7ってCore 2の時代なので、それこそこちらも10年以上前にさかのぼることが必要になってくる。OSで言えば95・98・Me・2000・XPあたりまでのマシンならいけるかなぁ。
しかも出来ればデスクトップの方がいい。昔からパソコン使ってて物を捨てないタイプの人の家に行けば見つかるかも。
mSATA + mSATA⇒IDE変換アダプタケース
玄人志向の変換アダプタは車の振動でmSATAとアダプタの接触が不安定になり再起動するという報告があったので、固定できるアダプタを探すことが必須。見つからなければIDEタイプのSSDを購入するほうが無難。
3.5インチ⇒2.5インチIDE変換コネクタ
パスワードを解析する際にIDEコネクタに接続するが、その際2.5インチのサイズにしないと接続できない。電源は別取りのものを購入しておく。パスワードのかかったHDDを接続するとHDDにアクセスし続けて起動ディスクを読めなくなるので、まずは起動ディスクを読ませた後に電源ケーブルをつないでHDDを認識させる手順を取らなければならない。そのために必須のツール。
以下は実際に用意したもの
富士通HDD(Repair Stationでは不要)
日本橋の南北を往復して20店舗ほどMHKをひたすら探し続けましたが、見つかりませんでした。なんとかMHM2200ATを2台ゲット(100円と500円)してきましたのでこれで解析できるといいなぁ。
最悪富士通法がダメならRepair Stationで解析するので600円で試してみる価値はあると思って購入。
mSATA SSD
Samsung SSD 840EVO 120GB(MZ-MTE120B/IT)にしました。mSATA+アダプタの組み合わせでOK例に挙がっていたSSDはトランセンドのものとSamsungのものでした。東芝はNG、プレクスターは悪評が高いのでSamsungにしました。最終的に選んだ理由は転送速度が早いので、ナビに使えなくてもパソコンに流用が利くから。
現在、販売されていないのでもし作業を行うならトランセンドをご購入ください。
mSATA ⇒ 2.5インチIDE変換アダプタケース
上海問屋で扱いがありました。日本橋のドスパラで購入しましたが、楽天でも買えますね!あと数個買っておこうかなぁ。アダプタに固定できるものでなければ振動で接触不良を起こして再起動しまくるという報告があったので固定式のものを探しました。.
(2018/11/18追記)上海問屋のものは売り切れだったので別商品のリンクを貼りなおしました。動作確認したわけではないのでご注意ください。ただ、写真を見ている限りでは同じもののような気がします。
ICH7以前のPC(Repair Stationでは不要)
家に10台以上PCがあるわりにICH7以前のものはありませんでした。よくよく考えるとICH7ってSocket775やSocket478の頃なのでCore2やらPen4時代。つまり10年前以前のPCを探せという話しになります。そんなもんあるか~、富士通法ムリじゃ~と思っていた矢先、夫の実家にてWindows98マシンを見つけました。やった~!ちなみにこのマシン、15年前のものでした。
半田ごて
ブレインユニットのガワを外したら基盤が出てくるのですが、基盤とフレームがはんだで固定してされています。半田をとらないとHDDにアクセスできないので半田ごても必須。我が家にあった半田こては30Wのものでしたが太刀打ち出来ない様子なので新たに購入。
どうも鉛フリーの半田は結構な熱量がないと外れないみたいです。
まずはSSDの組立を行う
ケースを開けます。あまりにもぴっちりはまっててネジ止めされてるんかと思いましたが、普通にぐりぐりと引っ張れば外れます。基板やコネクタに気をつけて。
基板自体はめちゃめちゃシンプル。
これにmSATA SSDを投入します。
差し込んだらしっかりネジ止め。
ケースを元にもどし、ネジ止めしたら完成。中身を忘れそうなので付属のシールを貼っておきました。
組み立てたら、Disk Formatterを使ってFAT32でフォーマットしておく。WindowsではNTFSやexFATでしかフォーマットできないのでDisk Formatterなどのフォーマットツールを使ってFAT32にすること。
まとめ
一応、富士通法でやる場合に必要なものをリストアップしましたが、Repair Stationによる解析法で作業を行う場合に不要なものは(Repair Stationでは不要)と記載しました。
必要なモノを集めるのに丸2日かかっています。そして、不確定要素を含んだHDD(解析できないかもしれない型番)なので富士通法ができなければRepair Stationによる解析法に切り替えます。購入したHDDをチェックしたところ1台壊れていましたので結局1台で勝負するしかありません。
無事できたら続きがUPされるはず・・・。
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