SEIKO腕時計の電池を自分で交換してみた

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SEIKOのクオーツ時計の電池が怪しくなってきたので、そろそろ電池交換をしなくてはという話になりました。夫が自分で交換してみたいなぁという話を持ち出してきまして、腕時計工具セットをすでに購入しておりましたので(確信犯だよね!)、早速電池を注文して電池交換を行ってみることにしました。

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そもそも時計の電池交換っておいくらぐらい?

時計屋と称したお店でクォーツのよくある一般的に使われている電池の交換であれば大体1,500円~2,000円ぐらいで交換してくれます。コーナンなどのホームセンターなどでは500円~1,000円ぐらいで行われていますが、これは技術料と使われている電池の質の差でしょうね。

大切な時計であれば時計屋で、こわれてもよければホームセンター等でよいのではないでしょうか。

今回電池交換する腕時計

SEIKOの逆輸入モデル、SEIKOパイロットクロノグラフ。もう10年ぐらい(それ以上かも)仕事用で利用している腕時計で、すでに電池交換を2回業者で行っている。そろそろ壊れてもおかしくないなぁといいつつ利用している時計で自分で電池交換してもし壊れても惜しくないので今回電池交換をトライしてみることに。

時計の電池交換に必要なもの

時計用の工具

時計の裏蓋を開けたり、ベルトをはずしたりするための時計用の工具が必要になります。Amazonや楽天でかなりお安く売られています。お試しで購入するのであれば安い工具セットで十分ですが、やはり値段なりな質ですので、本格的にやって行きたい方には言わずもがなで不向きです。

いろいろ検討した結果、楽天で販売されていた腕時計工具14点セットを購入しました。

一応体裁は整っていますが、一つ一つのツールをみていると、つくりが甘いのがよくわかります。安い時計に使う分には気になりませんが、いい時計には使おうとは絶対に思わないレベルの工具でした。

小学生の工作キットぐらいのイメージなので、安い時計を分解して夏休みの自由研究のネタにしてもいいかもしれない。

腕時計の電池

SEIKOの腕時計に使われている電池型番はSR927SWでした。腕時計に使う電池は金メッキされたものの方が長持ちしやすいらしいので、日立マクセルの金コーティングされたものを購入しました。

電池としては少々お高めの220円でした。本来はセットで販売されているものをバラで販売しているお店から購入しました。

腕時計の電池交換方法

まず、ベルトのバックルをはずします。固定している針を抜くだけ。

ベルトの針をはずしてまっすぐにし、時計を裏向けて腕時計固定バイスに固定する。

がっちり固定しているか確認すること。

SEIKOパイロットクロノグラフはスクリュー裏蓋なので、スクリュー裏蓋用3点式オープナーを使って裏蓋を開けます。

裏蓋に切られた溝に工具についているホイールをまわしてサイズをあわせて引っ掛けて、裏蓋を反時計回りに回して緩める。

蓋が緩んだら、手で回して蓋をはずします。

ついに蓋をあける瞬間がやってきました。

蓋の内側にはゴムパッキンがついているので、劣化してれば交換しておかないと防水が保てません(自分で電池交換するとそもそも防水を果たせているかの検証ができないので要注意ですが)。

肝心の時計の内側。左奥側の金色の丸いのが電池。他は内蓋がかかっていて中身をうかがい知ることはできません。

古い電池をピンセットで外し、新しい電池もピンセットでつまんで時計にはめる。

時計が動いていることを確認して裏蓋を締めます。手で締まるところまで締めて、最終的に腕時計工具で蓋をきっちりと正位置まで締めれば電池交換は完成。防水機能がついている時計であればパッキン等に緩みが出ていないかを確認しておく必要も発生します。

工具を買うことを考えれば・・・

正直、やってみたい!という好奇心が勝ったので工具を買って自分で交換しましたが、基本的には数年に1度のことですし、時計屋さんで電池交換を行うほうが安全安心だと思います。壊れても良い、何個も時計があるので交換のコストを下げたい、自分でやってみたいというのであればなかなか面白い作業なので、工具を買ってやってみてはいかがでしょうか。

ただし、防水機能がある時計は自分で防水を確かめる術はないので、自分で交換した暁には、あまり水を掛けないほうがいいかもしれません(それこそ壊れてもいい覚悟で水をぶっかけて確かめるほかないですから)。

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