実は2010年あたりから適用させるべきではという議論が出ていたが、今になって漸く活性化してきたあたり政府として仕事しなさすぎである。それでも一応規制に乗り出そうという努力だけは認めよう。2015年といわず、1日でもはやくとっとと導入しなさいよう!
大きな軸としては
- 固定回線におけるクーリングオフ
- 携帯回線におけるクーリングオフ
に分けておかないと話がややこしくなる。
固定回線問題
インターネット回線とマイラインの乗換でのトラブルが多発。特によく訊かれるのがソフトバンクの強引な勧誘と乗換。分からずに言われるがままにソフトバンクに切り替えさせられた挙げ句の果てに、元の状態に戻したいのに番号を手放さないと戻れないという事案もあり、正直かなり注意が必要。
この話に関して言えば、金銭的なことだけでなく、回線業者全体で元の状態に戻せるような取り組みも必要かと思われる。
携帯回線問題
そもそも、Twitterやブログでもことあるごとに書いてきたが、端末を2年かけて割賦で買う制度がいまいちきっちり店頭で説明されていない。割賦制度が始まってそろそろ10年ほど経つと思うが、今まで1度たりとて割賦で買う際にCICなどの外部情報を使いますという説明を受けたことがない。しかも、本来であれば、初回はいくら、2回目以降はいくらという明確な支払料金がわかる用紙があってもいいはずだがそれも曖昧なままの契約である。
さらに、2年契約を約束して貰えばナンボ割引とか、オプションをつけるとキャッシュバックしますといいながらオプションに関する料金を説明しないまま契約させるなど、無茶な契約が横行している。
携帯に関していえば、実際使ってみないと自分が使いたいエリアで本当に使えるかどうかが分からないこともあり、エリア的にはOKとかかれていても実際は電波干渉が起こっていて使えなかったりすることもあるので、本来であれば1ヶ月の契約見直し期間などを設けるべきところを今まで何もしなかったDocomo・au・Softbankにはそれぞれ猛省して頂きたいところである。
まとめ
固定回線にしろ、携帯回線にしろ問題が手に取るようにわかっているのにそれを放置し続けて、無茶な契約をやり続けた各社がしっぺ返しを食らうのは当然の結果である。が、契約者側の横暴を許すわけにもいかないので、クーリングオフの際には
- 元の契約にすぐに戻せる仕組み
- 契約者が支払うのは違約金なし、利用分のみの負担(ただしオプション類は不問)
- クーリングオフの期間は1年(乗り換えさせられていることに気づいていない人が実は多い)
ぐらいを盛り込んで欲しい。通信契約は目に見えない形の部分も多いので、年末年始やお盆など若い世代が両親世代の料金をチェックできる時間をしっかり設けないと、クーリングオフ制度もただあるだけの意味のない制度になってしまう。
クーリングオフ制度を設けると、現状の端末と回線の抱き合わせ契約だと端末はどうするのかなどの問題が生じてくる。SIMロック解除の動きはクーリングオフ導入の布石になってくるのではないだろうか。この際、端末は各メーカーに任せてそろそろ土管屋は土管屋に徹して欲しいところである。
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