10年前のパソコン故障、驚きの盲点

前置きしておくと、10年前のPCがきっちりと動いていること自体凄いのです。さらにいうと、ガワを取っただけの段階で埃が出てこないというのもまた凄いことなのです。HDDの故障もなく、メモリもOKなのになぜかフリーズするマシンだったのでガワを取らざるを得なくなったといいますか･･･

10年使っててこの状況は凄い。いつもガワを取って何をするかというと、埃を飛ばす作業から始めなければならない。だが、今回その必要性は全くなかった。このパソコンが生息していたおうちはかなり掃除の行き届いたお宅だったことがうかがえる。10年使えたのも埃が入り込まなかったからかもしれません。ただ、この状況は埃を払えば熱処理がうまくいくんじゃ・・と思った一縷の望みを打ち消す結果にもなったわけですがね。

Athlonってアホほど熱かったよなぁ・・・でもこのマシン熱くなかったなぁ・・・もしや、CPUクーラーがうまく働いてない？というあたりをつけてめくってみると・・・

ガビーン！グリスがガビガビ・・・というか、痕跡すらない、メーカーが塗り忘れたんじゃないの・・・と疑うぐらいに綺麗にない。謎のフリーズの原因は特定できましたので、グリスを塗って元にもどしてみたところ、今度は今まで活躍することのなかったファンから異音。これはグリスを塗って回してみたら静かになりました。

10年もたつとグリスも経年劣化してこんなになっちゃうなんてさすがに予想外でした。まだまだがんばって活躍してください、日立 Priusちゃん。