carrozzeria サイバーナビ AVIC-ZH9990をSSD化する(データコピー編)

carrozzeria AVIC-ZH9990 VEHICLE
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パスワードを解除してようやくHDDの中身が見えるようになったので、これで遂にサイバーナビHDDからSSDにデータをコピーすることができます。

正直、パスワード解除さえできれば峠は越えたようなものなのでとても気が楽であります。普段のパソコンのデータ復旧やコピーであればAcronis True Imageを利用しますが、今回はEaseUS Todo Backupを利用しました。EaseUS Todo Backupはセクタバイセクタでコピーを行ってくれるツールというところがポイント。つまりまるごとコピーってことです。(普通のコピーツールはあくまでも利用しているところだけをコピーして利用されていないスペースに関しては圧縮してしまうのです。)

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EaseUS Todo Backupによるコピー

ダッシュで作業をしたので、画像は後付けです。セクタバイセクタでのコピーは元々のHDDが80GBであれば、コピーするSSDはそれ以上の容量がないとコピーできません。今回120GBのSSDを選んだ理由はそこにあります。

セクタバイセクタでコピーする必要性があるのかといわれると甚だ疑問ですが、元の状況を再現しておかないとどうもナビ側の挙動がおかしくなるらしいので丸ごとコピーすることにしました。容量によりけりですが3時間ほど必要な作業なので、時間の余裕があるときに作業する方が良さそうです。

avic-zh9990-ssd-04 (1)

ディスクコピーのメニューを選んで、セクタバイセクタバックアップにチェックをいれてコピーする。

avic-zh9990-ssd-04 (2)

空き容量を拡張

無事コピーしてユニットに繋ぐとパスワードが書き込みされる。この段階で一度ユニットの電源をOFFにしないとSSDを認識しないので一度OFFにしてもう一度ONするとNavi Stationで認識可能となる。パスワードが掛かってしまうと容量の拡張ができないので、一度パスを解除しておこう。

さて、今回コピーしたのは120GBの容量なので40GB弱分が空き容量となっている。FAT32でフォーマットしておりWindows上からはこの領域を拡張できないため、GPartedを使って空き容量を拡張する。GPartedはCD-ROMを焼いて起動させるのでちょっと面倒。どうもLinuxを起動させて動いている様子なので、SSDを繋いだマシンに作成したCD-ROMを突っ込んでからGpaetedを起動させるまで少々時間がかかる。空き容量を拡張させるの自体は1分も掛からずに終わる。使い方は「GParted」の使い方を参照のこと。

空き容量を拡張させた後、再度ブレインユニットに差し込んでNavi Studioの設定で容量を確認したら大変なことになっていた!4TBて!

avic-zh9990-ssd-04 (3)

一度▲のスライダーを一番右まで振り切ってみた。すると4000GBになった!が、ありえないことなので一度ブレインユニットをOFFにしてONにすると普通に戻っていた。私は車にCDを突っ込んで音を入れる習慣はなく、全部PC管理のため、割り振りをすべてPC転送コンテンツにしておいた。

avic-zh9990-ssd-04 (4)

ディスクコピーまとめ

セクタバイセクタにせず、キロ数を小さくしてしまうとナビ側が対応できずに不具合を起こすのではないかと推測。兎に角一発で無事に動いています。とりあえず数日運転してみましたが、運転中に再起動がかかったりすることもなく快適に動作しています。

起動~目的地検索までHDDでは35秒掛かっていましたが、SSDに交換後は20秒で検索できるようになりました。IDE規格に置き換えているのでこれ以上は早くならないでしょうけれど、3割早くなっただけでもかなり幸せです。偶然にもHDDが600円で手に入ったり、古いマシンを持っていたりしたのでSSD交換のコストは15,000円程度で済みました。これで、この快適さとHDDの故障におびえずに済むと思うと安いもんです。

コメント

  1. kani より:

    我が家のzh9990も一度hddがクラッシュしたのでmsataを使ったssd化を考え始めています。ssd化したサイバーナビに不具合(再起動など)は起こりましたか?

    • No.1837 より:

      今のところ不具合は起こっていません。
      この夏を越えられるかが焦点かなとは思っております。

  2. VH9000 より:

    TranscendのmSATA + 変換ケースを使用して手順やツールは参考にさせてもらいながらSSD化を実施しました。
    ナビ機能は問題なく使用できるのですが、Beatjamにてデバイスエラーとなってしまい認識ができなくなりました。
    領域の拡張はGPartedにて一番右側の領域を右にドラッグし領域を拡張(未割当の領域を全て割り当て)しました。
    考えられる原因について何かアドバイスいただけないでしょうか

    • CHIKA 1105R より:

      ユニットを車のナビに接続し、車のナビ側から音楽領域をフォーマットすることはできますか?
      もしできればそれでうまくいくかもしれません。
      もしくはブレインユニット経由でPCに接続し、PC側からNaviStudioを使って音楽領域を
      フォーマットすることができませんでしょうか?
      随分昔の作業なので、曖昧ですが一度お試し下さい。

  3. ZH9990 User より:

    スレ主様、VH9000様
    昨年このサイトを参考にSSD化しました。
    当初、私もBeatjam領域がビデオはOKですが、音楽の領域として認識出来ない状態となりました。
    マスターの東芝製HDDからクローンし直す事で成功しました。参考までに手順を記載します。

    ①HDDを下記サイト手順で初期化
    http://support.justsystems.com/faq/1032/app/servlet/qadoc?QID=049964
    ②初期化後の状態でSSDへクローン ※音楽データは転送しない
    ③Gpartedで領域拡張

    • CHIKA 1105R より:

      はじめまして、コメントありがとうございます。
      かなり参考になる情報で助かります!

      • ZH9990 User より:

        長文すみません。再カキコ失礼します。

        メーカーからは当然ながら情報公開されていませんが、
        Beatjam領域は権利管理情報を持っています。

        試しに、GPartedで拡張後のSSDに音楽転送をしたあと、東芝HDDを再度ブレインユニットに入れてBeatjamを起動してみると、クローン元のHDDであるにも関わらず音楽領域として認識されなくなっていました。
        このことから、一度でも音楽を転送するとブレインユニットがそのHDDもしくはSSDのデバイス情報を正とみなして紐づけてしまうと推測されます。
        (別のブレインユニットであればOKだと思います)

        >②初期化後の状態でSSDへクローン ※音楽データは転送しない
        GPartedで拡張してしまうと、Beatjam領域の初期化に必要となる、MSV領域の変更(ナビ本体から操作)が効かなくなってしまうため、
        「マスタHDDからクローンし直し」と記載しました。ただし、領域拡張前であればSSDでもBeatjam領域の初期化は可能です。
        (ブレインユニットに挿入するとHDDマスタパスワードが掛かるので、fujitoolなどで再度解除が必要です。)

        当方がZH9990で使用している組み合わせは下記の通りです。
        ・トランセンドTS128GMSA370
        ・mSATA(Mini SATA)50mm→2.5インチIDE 9mm厚 SSD変換ケース KINGSPECJP ※ブレインユニット装着時
        ・玄人志向 セレクトシリーズ mSATA SSD SATA変換アダプター KRHK-MSATA/S7 ※HDDマスターパスワード解除時

        はじめはEaseUS Todo Backupを使用して試行したのですが、起動しなかったり再起動が起きてしまったため、Easeus disk copy 2.0をなんとか探してクローニングをしました。
        disk copy 2.0は設計年次が古いですが、CDブート環境でセクタバイセクタの精度が高いコピーが出来るという情報を見たので安定するかもと思ったためです。

        そんなわけで若干トピ主様とは全体の手順および使用ソフトが異なります。
        2016/07~現在までドライブ中の再起動は起こっていません。

        2016/7月に実施した全手順は下記の通りです。
        ①クローン元HDDのBeatjam領域を下記サイト手順にて初期化
        http://support.justsystems.com/faq/1032/app/servlet/qadoc?QID=049964
        ②fujitoolでHDDマスターパスワードを解除
        ③easeus disk copy 2.0にてクローン元HDD⇒SSDへクローニング ※音楽データは転送しない
        ④Gpartedで領域拡張
        ⑤ブレインユニットに挿入し、PCに接続 ※HDDマスターパスワードを書き込み
        ⑥一度PCから接続解除
        ⑦割り当てをすべてPC転送コンテンツに変更
        ⑧音楽データをBeatjamにて転送

        • CHIKA 1105R より:

          再度詳細な情報をありがとうございます。
          1度作業してしまえば、何をしたか忘れてしまうので、この件も同じように躓いた記憶があったのですがZH9990 Userさんとは違う方法で切り抜けたように思います。ただ切り抜ける過程で何をしたかがまったく思い出せないので今同様の内容でお困りな方であればZH9990 Userさんの方法が一番いい手順かと思います。

  4. deniro より:

    はじめまして。

    パイオニアの楽ナビAVIC -HRZ099という機種を、
    こちらのサイトを頼りにHDD→SSD化 クローン化ができました。
    機種はびみょーに違いますが 
    わかりやすく記載されていて、とても参考になりました。
    ありがとうございます。

    当方の機種はこの2021年3月以降 
    地図更新関連のサポートが終了するため、
    これを機にSSDクローンを作ってやろう
    というチャレンジでした。

    苦労したひとつ目は、古いパソコン調達!
    知人の屋根裏部屋やハードオフ、ヤフオクを駆使してなんとか仕立てました。
    もうひとつ苦労したのは
    Repair Station方法をチャレンジしようとしたら、サイトが閉鎖されていた点!
    仕方ないので Youtubeにあった方法でパスワード解除
    20年ぶりくらいにDosコマンドを駆使してなんとか解除できました。

    この2つで 足掛け3ヶ月かかりましたが、
    わかりやすい解説のおかげで 
    HDD→SSD化などの部分は簡単にでき、先ほど車載して作動確認も完了。

    これで しばらく安心して車に乗れそうです。 感謝感謝!

    • CHIKA CHIKA より:

      コメントありがとうございます。

      私が作業したころでも古いパソコンを探すのにとても苦労したのですが、今だとほんと難しいですね。
      よく見つかったものです。

      無事SSD化できてよかったです!

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